特室の車内設備

日本で言うところのグリーン車に当たる特室は広いシートピッチにゆったりした座席が特徴です。また、音楽ヘッドホン、ドリンク、新聞など各種サービスも充実した室内はまさに｢ファーストクラス｣の風貌です。

リクライニングシート
Reclining seat 

一番深く倒すと窓が見えなくなるくらいの傾斜角、そして足の疲れを取るレッグレスト、前方のフットレストも日本のグリーン車をも凌駕します。

 オーディオサービス
Audio Service 

無料貸出されるヘッドホンを使ってオーディオや車両天井部のモニターの音声を楽しむことが出来ます。

 特室ロゴマーク
Logomark

特室の外観は車両の端に緑とオレンジのストライプデザインのロゴをあしらっています。

 ノートパソコンテーブル
Notebook-PC desk

車両端の座席にはノートパソコンに対応したテーブルと電源プラグが装備されています。

｢静かな客室｣ステッカー
Quite Class Logo

特室は寝台車などと同じ｢静かな客室｣とされています。静かな車内で快適な移動が可能です。

一般室の車内設備

一般者といえども特室に負けないゆったりした造りになっています。韓国国鉄の最高級列車としての地位を築いたセマウル号は一般座席も高級感満点です。

リクライニングシート
Reclining seat 

シートピッチは特室より数cm狭いが座席はほとんど同じでゆったりした傾斜角度で十分にくつろげます。

 フットレスト･座席ポケット
Footrest･Seat Pocket

フットレストは日本にもあるような簡易タイプ。座席ポケットには広報誌｢レイルロード｣が入っています。

読 書 灯
Reading light

読書灯は窓側の座席真上に設置されています。結構明るめの光が出てきます。

ヘッドレスト
Headrest

ヘッドレストは座席と一体で、大変ゆったりしています。また清潔なペーパー式のカバーがあります。

オーディオサービス
Audio Service 

持参したヘッドホンを使ってオーディオや車両天井部のモニターの音声を楽しむことが出来ます。

 テーブル
Table

座席テーブルは日本の新幹線のグリーン車や航空機のビジネスクラスのように肘掛の中に収納されています。ただ座席がゆったりしている分、テーブルを出してしまうと少し手狭な感覚になります。

  帽子掛け･カーテン
Hat rack･curtain

窓側には帽子掛けとカーテンがあります。また、窓ガラスは薄い着色で強い日差しを避けます。

 TVモニター
TV-screen

各種放送の他に列車ダイヤの案内や停車駅接近の案内をするモニターです。天井数箇所に設置。

その他の車内設備

自動ドア押ボタン

セマウル号の自動ドアは押しボタン方式になっています。センサー式の自動ドアに慣れてしまうと戸惑ってしまいそうです。

 製造社名板

セマウル号の客室端には日本同様製造社の名板が取り付けられています。ちなみに画像は韓進重工業のものです。

トイレ

トイレは航空機の様にバキュームブロアのフラッシング式です。洋式便座を使用して中は清潔に出来ています。

 洗面所

洗面スペースは広く取られています。画像は特室の洗面所でおむつ交換用の簡易テーブルが装備されています。

 カード式公衆電話

デッキにはカード式の公衆電話があります。

 男子小用トイレ

日本の新幹線のように男性用のトイレは独立しています。

非常用コック

アクリルのパネルに入っており、非常時はパネルを壊して操作します

 顧客の声

車両端には鉄道庁長宛ての意見箱があります。

 ドアステップ

長距離線の低ホームに合せて3段のステップがあります。

乗降口

乗降口の車内側。ドア窓左のレバーは手動解放用レバーです。

 デッキ仕切り

デッキの仕切りは自動ドアになっています。

 デッキ仕切り(新)

最近の車両はデッキ仕切りがガラス張りに改造されています。