駅へのエントランス

ソウルの中でも発展著しい江南地区を横に結び、金浦空港へとアクセスする9号線。韓国鉄道公社・ソウルメトロ・ソウル都市鉄道公社の各公社路線と連絡しながらも、9号線は民間会社にて運営される”私鉄”と言う異色の存在です。
2009年初夏の開業を目指して施設関係はほぼ完成、試運転も盛んに行われ、開業に向けて着々と準備が進行しています。

(左下)ポールサインの9の数字の左にExpressの表記。急行停車駅を意味します。

9号線高速ターミナル駅

9号線は江南地区の都市鉄道である一方、空港アクセス鉄道としての機能も有しており、一般(普通)列車と急行列車の2本立ての運行体系が予定されています。なお、急行列車はいわゆる“座席級”ではなく一般列車と同じ車両を使用し、普通列車を主要駅で退避・連絡させるダイヤによる、まさに日本の“私鉄スタイル”にて運行されます。


9号線の主要駅、高速ターミナル駅。都市間バスの運行が盛んな韓国では大型バスターミナルは鉄道主要駅と同じくらいの乗降需要があり、ここから江南各地区や金浦空港・仁川空港(将来的に)へのアクセスにはかなりの需要が見込まれています。

９号線の改札口

ラインカラーのゴールドをまとった9号線。券売機や改札機もゴールドでまとめられています☆

券売機はすべて紙乗車券の無いタイプとなっています。

出番を待つ改札

ずらっと並んだ改札機。まもなく多くの利用者が行き交う場になります♪

2009年5月某日　試乗会開場の風景

試乗会の当日。関係者と抽選で選ばれた市民が開場である高速ターミナル駅に集まります。

ドーム型天井のコンコースには地下鉄建設のパネル展などが開催され、ソウルの地下鉄の歴史や世界の地下鉄、9号線の建設状況などが分かりやすく展示されています。

ホームは地下５階！

最近の日本の地下鉄新路線同様、都市部ではかなり深い場所を走ります。

改札のあるB2階からB5まで、2本のエスカレーターを乗り継ぎます。もちろんエレベーターも完備しています。

エスカレーターを降りて真新しいホームへと向かいます♪

(右下)　案内表示は韓国語・英語・漢字(簡体中国語)が交互に表示されます。

スクリーンドア上の表示は2段になっています。上半分の赤は急行列車、下半分の黄色は一般列車です。ここ高速ターミナルから急行列車に乗ると次の停車駅は銅雀駅、各駅停車である一般列車では新盤浦駅となります。

案内表示板下の電車イラストは左から右に動き、電車の位置を知る事が出来ます。左は前々駅、真ん中は前駅、右が当駅になります。

列車が接近し、案内が出ます。


急行列車が　前駅を　通過
いたしました。

スクリーンドアの前を電車が横切って停車します。

ラインカラーのゴールドもキマっています☆

広くて明るい車内。A'REX等の車両同様、座席の下にも荷物を置くことができます。

ちなみに座席は固めの不燃モケットです。

渋滞の多い江南を9号線の電車はスイスイと走ります。

(左上)乗降口上のモニター表示。一般列車が急行停車駅にて急行を先行させる場合に、急行への乗換えを促す表示です。